ニュージーランドでの財産を守るために…


R日本では、生前に遺言書を残すことをあまり行っていませんが、ニュージーランドでは、ごく当たり前に、遺言書を作成します。最近では、ニュージーランドに永住をしている人に限らず、ニュージーランドでの不動産購入をされている方が増えています。永住権の有無に限らず、ニュージーランドに財産がある方には、遺書の作成をおすすめいたします。財産は、不動産に限らず、銀行口座、車、家具などすべてを含みます。

日本の方が、遺言書を残さずに死去され、ニュージーランドに親族がない場合、財産がニュージーランドの法律に基づいて処分されます。この場合、あなたの意思は、後世に伝わらないこととみなされ、
財産資産相続の手続きが煩雑になり、解決までにかなりの時間を要します。

 

  • 遺言書の作り方

ニュージーランドでは、18歳以上であれば遺言書を作成することができます。ちなみに、私もたいした財産はありませんが遺言書は作成してあります。

 

ニュージーランドの永住権の有無にかかわらず、遺言書を作成することによってニュージーランドにある財産を守るだけでなく、日本にある財産をも守ることができます。

 

婚姻関係にある夫婦には、特に効力があります。片方が不意に亡くなった時に残された遺言書に基づいて必ず遺族に財産が渡ります。子供がいる場合には、夫婦の遺言書によって、財算は相続されます。

 

遺言書を作成する際に必要なものは、身分証明書のみ。本人が弁護士事務所に出向き、相続する内容を弁護士に伝えます。その後、弁護士が遺言書を作成し、署名の際に2人の証人を立て、立会いの下、署名をします。

 

遺言書は、必ず遺産相続人の氏名を指定する必要があります。もしも、指定がない場合には、遺族は裁判所に出向いて、遺産受託の資格があることを訴える必要があります。

 

原本は、弁護士事務所か政府管財受託事務所に保管されます。依頼者には、原本のコピーが渡されます。このコピーは、必ず安全な場所に保管しておいてください。

 

  • 思い立ったらすぐ作成

『私はまだ若いから、遺言書なんて無縁だわ!』なんて思っていらっしゃる方が多いかと思います。ただ、もしもニュージーランドに財産があるのであれば、別の話です。

この遺言書があるかないかで、その後の処理はかなり違いがあります。実際に私のお客様で、遺言書を残された方がいらっしゃいましたが、ご本人がなくなられた際には、遺産相続の処理がスムーズに進みました。しかし、突然の不幸で遺言書を残していらっしゃらなかった方は、とても時間がかかっています。

 

ニュージーランドでは、ごく当たり前に遺言書を作成することもあり、無料で遺言書を作成してくれる弁護士事務所がクライストチャーチ市内にも何ヶ所かあります。

 

思い立ったら、ぜひともすぐに遺言書を作成してください。これは、残される大切な方を思えばこそのことです。また、あなたの名前が記入された法的書類の中で遺言書が一番大切です。

2 Comments »

  • NZのタウランガの一部であるパパモアに家を持ち、13年目に入りました。毎年、12月中旬に来て、4月20日前後に日本(千葉県船橋市)に帰国しています。趣味がゴルフなので、ご指摘のように、週に5-6回プレイし、この間に通算100回ほどプレーしてもゴルフ場に払った費用は4万円弱です。日本でしたら3回分ですね。 所で、家を購入時、私が代金を払ったので当然、私の名前で登録しようとしたら、夫婦の名前のほうがいいですよとの女性弁護士のコメントに従い、両名で登録しました。この場合でも改めて弁護士事務所に行くべきですね? 家のほか、定期預金(ほとんど当方名義)もありますので? よろしくご指導ください。 若松 延男

    • はじめまして、若松さん。
      連絡が遅れ申し訳ありませんでした。
      現在タウランガにお家を所有されているとのこと、私の義理妹がタウランガに住んでいるのですがとてもいいところですよね。
      日本は船橋とのことで、私の実家が新小岩、学生時代に船橋の予備校に通っていたので、懐かしいです。

      こちらにいらした際には、ゴルフ三昧とのこと、日本では考えられないほど、ニュージーランドはゴルフ天国です。
      私もゴルフが大好きで、週に2~3回、仕事前にラウンドしたり、クリスマスホリデーの3週間はほぼ毎日ラウンドをしていたこともありました。
      今年2月に出産をしたので、ゴルフはしばらくお預けなのですが、できるだけ早く復活したいです。

      さて、現在お持ちの不動産名義についてご質問いただきました。
      ニュージーランドでは、不動産購入の際に結婚されているのであれば、夫婦名義で登記登録をするのがほとんどだと思います。
      代金を支払ったのが若松さんとのことですが、ニュージーランドでは2年以上の関係があれば、基本的にお二人の所有となりますが、
      もしも、分与を望まないのであれば、登記は旦那さんのみの名義にしておく必要があります。
      不動産以外にも銀行の定期預金もお持ちということで、できればニュージーランドにある財産に関する遺言書を作成しておくことをおすすめいたします。
      遺言書作成は無料で対応してくれる弁護士事務所がありますが、クライストチャーチの日本人弁護士も無料で対応してくれます。
      不動産、銀行名義についても併せて、相談されるといいかと思います。
      私からの紹介だと伝えれば、親切に対応してくれると思います。
      弁護士の連絡先は下記のとおりです。
      Michiko Takaoka
      Solicitor
      Michiko.Takaoka@currielawyers.co.nz
      CURRIE LAWYERS LIMITED
      Level 1 – 46 Acheron Drive,
      P O Box 8261
      Christchurch 8440
      Phone: 03 348 8823
      Facsimile: 03 348 9432
      Website: http://www.currielawyers.co.nz
      その他、ニュージーランド不動産に関して、ご質問等ありましたら、いつでもご連絡ください。


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